Joyoliving News : 2021年03月01日掲載

地震に備える「コト、モノ、ココロ」

ローリングストックで賢い選択

茨城県内で最大震度5弱の揺れが襲った去る2月13日午後11時7分ごろ、東日本大震災を彷彿させる震度6強を観測する地震が福島県と宮城県で発生し、地震速報が全国を駆け巡った。奇しくも震災から10年の節目に起きた大規模な余震を機に、改めて災害への備えを考える。

藤田美貴子さん

自宅周辺のハザードマップを確認し、自宅の場所が浸水又は土砂災害の危険がない場合は在宅避難を視野に入れる。
「まずは家の中に物が落ちてこない『避難部屋』や『避難場所』を用意しておくこと。次に水や食料品、日用品など家族のライフスタイルに合わせて必要なものを備蓄する。地震対策は備えることが大切」と話す茨城県防災士会・理事長の福島末輝さん(80)は、災害支援物資が到着するまで最低3日間分、理想は物流機能が停止し食品が手に入りづらい状態を想定した1週間分の水や食料の備蓄を推奨している。




カゴの中身は防災グッズ。ラジオやウエットティッシュ、携帯トイレ、保冷剤、ロウソク、カイロ、水不要のシャンプーなどを備蓄。

土浦市立中村小学校では、東日本大震災直後に4年生の児童67人を対象に緊急アンケートを実施。
「大切だと思ったこと」の質問に「家族と離れない」「助け合い」「避難訓練」などの声が多く寄せられたほか、初めて経験する震災に「食」に関する不安が上位を占めた。

「非常時こそ、いつも食べているものや温かい食事は心を満たしてくれます。高齢者や乳幼児、アレルギーや持病がある人は特に食べ慣れた食材のストックがあると安心」と話す藤田美貴子さん(つくば市在住、52歳)は、震災を機に一級家事セラピストの経験を生かしてローリングストックを実践。

当時9歳と6歳の2児を抱え、ライフラインが復旧するまで冷蔵庫の中のわずかな食材とレトルト食品で過ごした反省から、水は一人一日3リットル×人数分(最低3日分)、家族が好きな食品や日用品、ガスや電気が止まった場合に温かい食事が作れるよう卓上コンロとガスのカセットボンベを常備。


長いトレーや仕切りカゴを使い、定位置を決めると一目瞭然で無駄が省ける。

3月と9月には定期的に非常食の賞味期限をチェックして古い順から使い回している。
「日常生活で使う物を少し多めに常備するだけなので無駄がないのが利点。気付いたら10年続けています」。  
「備える」ことは地震対策の第一歩。いざというときこそ心強い味方になるのが隣近所であることも忘れてはならない。
日頃から声を掛け合い、地域との関わりを密にしておくことが地域の力になり何より大きな助けになるー。







ローリングストック

次号3/6号は防災シリーズ後編

日ごろの備えについて紹介します。


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