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2019年10月7日(月)

飲めばこの街、好きになる

守谷市役所でホップ栽培

飲めばこの街、好きになる―。守谷市役所の中庭で春先から育てられているホップがこのほど収穫され、今月中旬頃に「ご当地ビール」が完成する。ホップ作りは2年目の取り組みで、今年は市内の小中学校や企業、市民団体にも波及。子どもたちの環境学習にも活用されている。


炎天下でホップを収穫する市職員ら=9月10日、守谷市役所

9月初旬、アサガオやゴーヤに交じり、守谷市役所壁面に生い茂ったホップのグリーンカーテンを引き下ろす作業が行われた。

ホップはもともと東北地方など涼しい地域で育てられる植物。職員らは新芽を食い荒らす害虫を水で追い払い、休日返上で水遣りした。

台風や日照りで市役所西側は全滅したものの、東側に地植えした12株と市内4カ所で今年は計1.5キロを収穫した。

 

手摘み生ホップ


収穫の半分は凍結保存され、来年のGW頃「第2弾」として 販売を予定

2017年秋、同市は自然豊かな里山環境や市民が整備した木道や野鳥散策路などを活用し、地域の課題解決や豊かさの創造につなげる「グリーンインフラ事業」推進に向け、全国で初めて専門のコンサル会社と包括連携協定を締結。

若手職員を中心にホップのグリーンカーテン作りが提案されると「せっかくなのでビールも…という話になった」と企画課の南崎慎輔さん。

昨年は鉢植えで30株を育てたが夏場は暑さとの闘い。やっとの思いで約1キロを収穫し、静岡県御殿場市の委託先で5000本を醸造。昨年12月に市内限定で発売するとフルーティーな味わいが特に女性に受け、わずか2週間で完売した。

市民も栽培


御所ヶ丘中学校の科学研究部「ホップ班」の生徒たち。来年度 以降も研究を続けるという=9月20日、御所ヶ丘中学校

今年、ホップ作りは市内の小中学校や企業、市民団体などにも広がった。このうち御所ヶ丘中学校(小口勝洋校長)では盆休みの暑さで収量は少なかったものの、緑化委員長の石塚春輝君(14)は「街の特産品を作る工程に関われた」と笑顔。

科学研究部「ホップ班」は春先からホップの成長過程を観察し、このほどまとめた研究成果を発表。顧問の黄木歩美さんによると「来年以降も研究成果を引き継いでいく」という。

また、お歳暮用のギフトボックスのデザインも同中美術部が担当。収穫されたホップのつるは乾燥後、リース作りワークショップの材料になるという。

緑の街、知って ほしい


手摘みの生ホップを使った「MORIYA GREEN BEER」(写真は昨年写す、市役所提供)

今年も、ビールの売り上げ1本ごとに50円が「グリーンインフラ資金」として来年度のホップ育成の経費に充てられる。

2019年版住みよさランキングで県内2位、全国77位を誇る同市。南崎さんは「ビールを通して、緑豊かな自然が残る守谷の魅力が市民の皆さんに伝われば」と話している。

「MORIYA GREEN BEER」は今月中旬に市内の酒店や飲食店で販売。昨年の倍の1万1000本の生産を見込んでいる。価格は小瓶税込み430円。店舗等詳細は市企画課ホームページ参照。

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