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2019年5月27日(月)

「令和」改元で便乗ニセ電話詐欺にご用心

県南、官民協力で水際防止へ

令和への改元に便乗し、通帳やキャッシュカードをだまし取る「ニセ電話詐欺」が県南エリアでも発生している。土浦市とかすみがうら市は、昨秋県内初となる「ニセ電話詐欺撲滅宣言都市」活動を開始。県警は金融機関や市民などと連携し、被害防止の取り組みを進めている。

急増するキャッシュカード詐欺


土浦警察署管内の金融機関やコンビニエンスストアに注意喚起のための「のぼり」を設置=5月14日、筑波銀行真鍋支店

今年4月、改元に便乗したニセ電話詐欺が県内で発生。81歳の女性が金融機関のキャッシュカードと通帳をだまし取られ、20代の女が検挙された。被害者宅に警察官を装って電話をかけ、「改元でキャッシュカードと通帳が使えなくなるから変更が必要」と言葉巧みに誘導。その後金融庁職員になりすまして訪問し犯行に及んだという。県警察本部ニセ電話詐欺対策室では、「急増するキャッシュカード詐欺は今後も被害が拡大すると予想されます」と注意を呼び掛けている。

ニセ電話詐欺にはオレオレ詐欺をはじめとする「振り込め詐欺」と金融商品等取引名目詐欺など「振り込め詐欺以外のニセ電話詐欺」があり、県内で昨年1年間に290件、被害総額は約3億3970万円。今年は4月末時点で被害件数96件、被害総額は約1億1367万円に上り、キャッシュカードをすり替えて盗む窃盗も32件発生するなど前年同月比で増加傾向にある。同対策室の原芳洋警部は「家族や警察に確認するなど、一人で判断しないことが大事」と話す。

コンビニと連携

アポ電(犯行予兆電話)対策として、県では自宅電話用の自動通話録音装置を高齢者世帯に無料貸与する事業を2年前からスタート。同年、他市に先駆けて採用された土浦市には100台、翌年かすみがうら市に50台貸与され、希望して借り受けた市民は県のアンケートに答え詐欺防止活動に協力。さらに両市では昨年9月に「ニセ電話詐欺撲滅宣言都市」を掲げ、警察や金融機関などと連携した取り組みを開始した。

2市を管轄する土浦警察署によると、管内のニセ電話詐欺の今年の被害件数は4月末時点でオレオレ詐欺と架空請求詐欺、還付金詐欺で合わせて7件、キャッシュカードをすり替えて盗む窃盗事案が1件。同署では、担当警察官がATMを使った詐欺の現場となりやすいコンビニエンスストアを巡回する「プレスディフェンス作戦」を実行。詐欺被害を疑われる客への声掛けや、不審に思った時は躊躇(ちゅうちょ)せずに警察に通報してもらえるよう店側との良好な関係構築を図っている。

また、県警ホームページやひばりくん防犯メールなどで市民に「だまされた振り」をしてもらい、逮捕につなげる「だまされた振り作戦」の協力も呼び掛け。「県内ではほぼ毎日通報があります。迅速な対応が犯人逮捕に結びつくため、『もしかして』と思ったらすぐに通報してほしい」と同署刑事2課長の大井太郎警部は訴える。

銀行も尽力

土浦市に本店を置く筑波銀行では、還付金詐欺が多発した2年前にシステムを変更。ATMに誘導させる被害が多いため、一定期間振込取引がない65歳以上の顧客は通常50万円の振込限度額を10万円に設定。窓口で高額の現金を引き出そうとする高齢者には、同意の下で「使用目的」など10項目のアンケートを実施している。

同行事務統括部の海崎賢司さんはこうした取り組みによって振り込め詐欺が減少したと実感する一方で「キャッシュカード詐欺は増えている」と指摘する。「生年月日など推測されやすい数字を暗証番号に設定している場合はATMで変更できます。キャッシュカードは『絶対に渡さない』『暗証番号は絶対他人に教えない』が鉄則です」

県警では被害多発エリアの市町村防災無線やSNSなどでニセ電話詐欺情報を常時公開。「後を絶たないオレオレ詐欺同様、今後は令和への改元に便乗した詐欺にもご注意ください」と警鐘を鳴らす。

相談専用電話
Tel.029(301)0074または ♯9110/県警察本部ニセ電話詐欺対策室

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