2018年9月19日(水)

防災科研が実証実験の資金調達

開発途上国の耐震工法開発

地震で壁が崩れたネパールの住宅
地震で壁が崩れたネパールの住宅

開発途上国にみられる石積み住宅の耐震補強工法開発を目指す防災科学技術研究所では、研究の実証実験のための費用を10月31日(水)までクラウドファンディングで募っている。

石を積み上げ泥で固めただけの住宅が多いネパールの山間部では、2015年の地震で住宅倒壊が人的被害の大半を占めた。現地の被害状況を視察した同研究所地震減災実験研究部門主幹研究員の中澤博志さんは、毛利建築設計事務所の今井弘さん、千葉大学准教授の鈴木弘樹さんらと建物の倒壊を防ぎ住民の命を守る手立てはないかと考え、産官学で連携し、研究を開始。たどり着いたのが金網を家の外壁部分に巻く「蛇籠(じゃかご)ジャケッティング工法」だった。

蛇籠の起源は紀元前の中国。竹やワイヤーなどの鉄線で編んだ長いかごに砕石を詰め込み、河川の護岸や道路擁壁などに用いられてきた技術。現地調達できる資材で、なるべく費用を掛けずに地元住民らが容易に施工できる補強方法を模索してきた。近隣諸国でも同様の建物が多いことから、同研究所では今回の実験結果から、開発途上国での防災につなげていきたい考え。

クラウドファンディングでは、蛇籠の実証データの材料費や実験費用として100万円が目標。来年2月には現地の住宅を模した建物での振動実験を予定。寄付は3000円からで、1万円以上で振動実験の見学可。詳細はhttp://readyfor.jp/projects/NIED_001

* 問い合わせの際は「常陽リビングのホームページを見た」とお伝えいただくとスムーズです。

記事配信 [2018-09-19 10:30:24]


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