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2018年1月6日(土)

まだまだひよっこ、一歩ずつ

夢は大女優 宮崎 さやさん

小学生の頃から女優の夢をひたむきに追い続ける宮崎さやさん(18歳、土浦市)は、茨城を舞台にした数々の映画に出演。ふとしたきっかけで入った演技の世界で地域の温かさを実感し、今春の高校卒業後は芸能活動に専念。大きな夢に向け、地元茨城から一歩ずつ歩き出した。


1999年6月22日生まれ。憧れは薬師丸ひろ子さん=土浦市の霞ケ浦総合公園

 

2017年暮れ、短編映画「つちかほる」が美浦村の小学校屋上でクランクアップした。

農家に生まれ育った女子高生が、進路に悩みながらも自分が信じる未来に向かって力強く歩む物語。

約25分の短編だが、主演の宮崎さんが役作りを始めてから約2年。ようやく迎えた一区切りに、「少し寂しい気持ちになりました」。

 

 

女優魂の萌芽

夢の始まりは小学4年生。きっかけは、子ども向けテレビ番組で見た同年代の子役タレントだった。演じる姿とそれ以外のギャップに驚き「知らない自分になれたら」と思った。

東京の芸能事務所を出発点に少しずつ活動を進めていた中2の時、県内の劇団主宰者との縁から後に主演作の監督を務めることになる鈴木純一さん(土浦市出身、58歳)の指導するスクールへ。演技のレッスンを積みながら毎日のようにエキストラとして映画やドラマの現場に向かった。

ある日の撮影で、鈴木さんは教え子の思いもよらぬ一面に驚いた。全国公開映画のクラスメート役をつかんだ宮崎さんは自分用の台本や衣装とともに、「勉強のチャンス」をも手にしていた。「カメラの後ろに居てもいいですか」。思い切って助監督に頼み込み、監督からの演出の指示で、俳優の演技はどう変わるかを見守った。指示の理由を見極め、監督は次どう反応するのか。ノートや台本に気付いたことを書き込み、自分に無いものを吸収していった。

役作りで葛藤

中学卒業後は芸能活動に理解のある県外の私立高校へ進学。高2の夏、鈴木さんが監督を務める長編映画で初の主役に抜てきされた。城里町や大洗町で撮影した映画「夢のキセキ」は、鈴木さんが地元中高生を起用し、「子どもたちの夢を応援する作品に」と手掛けた。

宮崎さんが演じたのは、母の死に苦しみながらも前向きな中学生・芝咲夢。「周りを明るくできるような夢の性格は、実は普段の私と正反対。憧れの存在でした」。役の人格に入り込みすぎて、気持ちが不安定になったこともあった。一時は「逃げたい」とさえ思ったが、撮影を終え物事を前向きにとらえる新しい自分がいた。

土地の声も聞く


美浦村の霞ケ浦湖岸で短編「つちかほる」撮影に臨む。2月〜3月ごろに村内で完成上映会を開催予定

2017年11月から始まった「つちかほる」の撮影では、農家に生まれた女子高生役を与えられた。構想が持ち上がった当初から2ケ月間、阿見町の農家に通い畑仕事を体験。くわで畑を耕し、自転車をこいでサツマイモ掘りに向かった。全身筋肉痛になったが、心地良い痛みだった。土にまみれた日々を絵日記につづり、体に染み込んだ経験は後の撮影で大いに役立った。

地元が舞台の作品に続けて主演したことで、気持ちも変化。主役の自分だけで作品は成り立たない。舞台となる畑の匂いや目の前に広がる湖などのほか、撮影地で暮らす人の声や思いも聞くー。そうやって一つの作品を作りたいと思うようになった。

12月11日、美浦村で迎えたクランクアップ。この2年間の思いがよみがえり、一抹の寂しさも感じたが、「つちかほる」は長編の撮影が決まっている。夢を追い始めたのは東京だが、つかむチャンスを与えてくれたのは茨城。「地元をもっと盛り上げたいし、恩返しもしたい」。心に響く演技を磨きながら、フレッシュな18歳が歩みを進めている。

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