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2017年8月21日(月)

ママ向けプログラミング教室開講

筑波大助教 渡辺 知恵美さん

IT人材不足などを背景に、2020年からプログラミング教育が小学校で必修化される。担任教諭の負担増や技術不足が懸念される中、早くも都内を中心に民間の同教室が急増。子どもたちの興味は膨らむ一方だが、「家で教えてと言われたらどうしよう」と、不安を募らせる親たち。そこで、筑波大学大学院システム情報工学研究科助教の渡辺知恵美さん(43)が、お母さん向けプログラミング教室をスタートさせた。

ゼロからで大丈夫


「こういうイメージ画で十分。かわいいですね」と参加者の絵を見せる渡辺さん

「やっぱり取っつきやすいのはゲームです。子どもと一緒に遊べますし」

プログラミングと聞くだけで「難しそう」と敬遠される食わず嫌いをなくすため、渡辺さんが手本に作るのは簡単な遊び。7月末の教室では、宙に浮いた数個の丸いボールに触れると色が変わり軽く弾んで飛ぶ作品を紹介。単純だがついつい大人も夢中になってしまう楽しさが、「自分も作ってみたい」と誘い込む。

体験ツールとして用いるのがウェブブラウザ上で無料使用できる「Scratch(スクラッチ)」。子ども向けのテレビ番組で紹介されていることもあってなじみがあり、製作の自由度も高い。

「では、皆さんが作ってみたいゲームを絵に描いてみましょう」

手本作品を見て作り方の説明をした後は、「こんなことができたら面白いかも」と2、3歳児を対象にした遊びを具体的に絵にしてみる。参加した筑波大学生が作ったのは雨のしずくが地面に落ちてピシャッとはねるシーン。最初は雨粒が一つ二つ、次第にしずくが増えてザーザー降りになり地面のはね返りも激しくなる。そんな動く絵本のような面白さに刺激され、長く幼児教育に携わったという女性は「シャボン玉を飛ばしたい」と提案。「その場合は、この項目とこの項目をここに加えて・・・」と渡辺さんの手ほどきでプログラムを組み合わせ、目指す作品が出来上がっていく。

「つまり、プログラムとは命令書なんです。上から下にとか、何回も繰り返すなど一つ一つの命令を箱の中に組み合わせていくことなんです」

ママ目線を第一に


和気あいあいの教室風景

渡辺さんがパソコンに興味を持ったのは大学に入ってから。結婚後も続けられるスキルを身につけたいとプログラマーやシステムエンジニアの道を目指した。

筑波大学で教える夫と共に2005年につくばに転居し、13年から自身も同大で教えている。2016年、念願の母になり、子ども向けのプログラミング教室に興味をひかれあちこちのぞいてみると、たまに父親は参加しているが母親の姿は少なかった。「なぜ?」。浮かび上がったのは女性の苦手意識。「それなら私が教室を」と、2017年6月に開かれた世界的起業イベント「Startup Weekend(SW)」つくば大会に出場し、ママ向けプログラミング教室を提案して優勝。協賛する一般社団法人筑波フューチャーファンディング(東京都/鈴木敦也代表)賞も併せて受賞し、道筋ができた。

SWは米国シアトルで始まり、世界150カ国、1200都市で開催されている事業立ち上げイベントで、3日間で必要最小限のビジネスモデルを創り上げるもの。受賞後、運営団体「MOM Studeo」を立ち上げ、9月まで月2回つくば市内で教室を開くほか、同様の取り組みが全国に広がることを目指してブログなどネットワークサービスで発信する。

「少しでも作り方が分かれば、お子さんに聞かれても逃げずに一緒に考えることができますよね。自分自身が楽しむつもりでチャレンジしてみてください」

教室の詳細はウェブ

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