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2017年3月6日(月)

学生と市民が保護・管理

野良猫を“大学猫”に

筑波大学構内で増え続ける野良猫を緩やかに減らしていこうと、つくば市内の動物愛護NPOと学生サークルHS—CaTが保護・管理活動を行っている。宿舎周辺7カ所に小屋代わりのコンテナを設置し、NPOメンバーと学生が交代で餌と水やりを行うほか、猫の健康状態などを把握。去勢・不妊手術を施して繁殖を防ぎ、「捨て猫禁止」などチラシも作って学内外に呼びかけている。


なじみの猫に会えると「ついつい長居してしまう」と久保さん

総面積約250ヘクタールを有する筑波大学は、地域に開かれた大学として塀や門で遮断していないため猫や犬が捨てられやすい。その数は年々増え、鳴き声や餌あさりが学内の研究や教育、生活面にも影響して対応に苦慮していたところ、つくばに拠点を置く「NPO法人動物愛護を考える茨城県民ネットワーク(CAPIN)」が2010年2月から保護活動に乗り出した。

同NPOは、獣医師との連携で捨て猫に避妊・去勢手術を施し、元の場所に戻すTNR(トラップ・ニューター・リターン)を実施。繁殖を防いで数を減らしていくという地道なボランティア活動は少しずつ大学の理解を得られるようになり、「CAPINと大学が一緒に取り組めれば」と当時、研究室の建物周辺にいた野良猫親子を世話していた同大名誉教授・佐竹隆顕さんに相談が寄せられた。

その後、大学の許可を得て2010年10月、佐竹さんを顧問に学生サークル「HS—CaT」(Human Society Cat,s Assistance in Tsukuba)が発足。翌年から筑波大学の同窓組織である茗溪会の助成金も出るようになり、13年には大学とCAPINが連携して保護・管理活動を行う覚書が締結され、公式な保護活動となった。

命と向き合う責任

HS—CaTメンバーは現在、代表の久保一史さん(2年)と副代表の長崎有紗さん(同)ほか留学生を含む約40人。1週間のうち4日を交代でシフトを組み、コンテナを見回って餌と水やりを行い、ノートに記録。病気やけがをしている猫の発見、コンテナの状態など気づいたことも記録し、残り3日を担当するCAPINメンバーとも共有。餌など必要なものはCAPINが用意してくれる。

「動物が好きでサークルに入った」という久保さんと長崎さんは、活動を続ける中で「命と向き合う責任を感じるようになった」と話す。担当の日はドライフードの大きな袋と水を入れた2リットルのペットボトル5、6本を抱えて拠点を回る。たとえ雨でも雪でも休むことはできず、時には強風でコンテナが倒れ中に置いた餌が散らばっていることもある。

また、学内で死んでいる猫がいれば学内の専用エリアに埋葬する。「活動は楽しいことも大変なこともありますが、一つずつ教えていただきながらやっています」と二人。警戒心が強い猫が多い中、懐いてくれる猫との触れ合いが楽しい。

緩やかに減少


学内7カ所を回り、黙々と作業する

CAPINが筑波大学の猫の保護を始めたのは、ある男性の電話がきっかけ。写真が趣味で何度も都内からつくばに来ているという男性は、大学構内でみつけた三毛猫2匹に「避妊手術をしてほしい」と頼んできた。早速、待ち合わせてメンバーが大学に行くと、ほかにもたくさんの猫を発見。2010年1月13日に最初の猫を保護して以降、いったん保護した猫は写真を撮って特徴を記録しファイリング。手術済みの猫は耳の先をカットして印にする。

また、病気が回復しなかったり障害で元の場所に戻せない猫は、里親を探したりCAPINのシェルターで保護。そうした活動に学生サークルの協力が加わり、当初は70〜80匹ほどいたという大学内の猫は半数近くに減少。「殺処分という選択ではなく、みんなで見守りながら減らしたい」とメンバー。

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