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茨城歴史散歩
[2017-02-17 up]

佐久の大杉 - 石岡市

集落見守る「大杉様」千年経って恩返し


地元住民からは親しみを込め「佐久の大杉様」と呼ばれる

寒空の下、スギ苗を植樹した今泉文彦石岡市長と子どもたち

石岡市佐久集落の中央に鎮座する鹿島神社裏手に、樹高25メートル、幹の太さ8・75メートルの「佐久の大杉」が樹勢を回復し、集落を見守っている。

大化の改新の頃、朝廷から派遣されてきた人物の後裔が植えたと伝えられているが、正確な樹齢は不明。神社が創建された1428年(応永314)には「すでに1000年近い杉」や、1704年(元禄16)に武甕槌尊を迎えた際には「1000年を越す巨木であった」と代々語り継がれている。「戦時中は兵士が武運長久を祈願し、樹皮をお守りにして戦地に赴いた話もあるんです」と、同市教育委員会文化振興課の谷仲俊雄さん。

1941年(昭和16)には県指定天然記念物となるが、1966年(昭和41)の台風ではすでに枯れていた上部10メートルほどが倒壊。当時の八郷町誌には「余命いくばくもないのが惜しまれている」とある。

その後、大杉の危機に地域住民らが立ち上がり、平成9年度から3年掛かりの樹勢回復事業を開始。根を傷めないよう土を掘り起こして堆肥と混ぜ埋め戻したほか、改良資材で通気性や保水性を高めて土壌の硬さを改善。

また金属支柱枝受けと避雷針、土壌の踏み固めを防止するため見学用歩路も設置した。全長16メートル超、重量1・5トン超の大枝を支える大掛かりな枝受けは、当時、全国的に見ても前例のない先進的なものだと注目された。

28年度は危険枯損枝の切除や支柱受けの調整、周囲の竹林の除去、歩路の修繕などを実施。今年1月に完了記念式典が行われ、佐久の大スギ保存会や地域住民らが集まり、将来防風林となるようスギ苗の植樹した。樹勢を取り戻した大杉は、守り神としてきょうも集落を見下ろす。


 

佐久の大杉 - 地図

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