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茨城歴史散歩
[2011-08-31 up]

丈六(じょうろく)薬師如来立像 - 美浦村

赤い衣をまとった地域見守る巨大仏


威厳ある姿の丈六薬師如来立像

本堂の新築に伴い新しくなった薬師堂に安置されている

美浦村安中(あんじゅう)地区の縄文遺跡「陸平(おかだいら)貝塚」(国史跡)に隣接する妙香寺の薬師堂に、丈六薬師の愛称で親しまれている薬師如来立像が安置されている。1958年(昭和33) に県文化財に指定された。

「丈六」とは一丈六尺のこと。「これだけ大きな仏像はそう多くはありません。関東地方で丈六の薬師立像は珍しく、県内で最大級の仏像です」と巨大仏を見上げる美浦村文化財センターの馬場信子さん。

元々は現在の美浦ゴルフ倶楽部の一角にあった薬師山に祭られていたもので、1897年(明治30)の台風で倒壊した寺から地元の人たちが妙香寺へ運び出した。

作風から室町時代でヒノキ材の寄木造り。像高は3.6m。頭部は大粒の螺髪(らはつ)が丁寧に刻まれ、目筋が通った彫りの深い顔立ちで少し見下ろしている。五指を伸ばしこぶしを上にして薬つぼを持っている。

像内をファイバースコープで調査した結果、目の詰まった良質なヒノキ材が使われていることや、コの字型の鉄くぎで緊結した材料を合わせて寄木し彫刻を進める伝統的な技法などが判明。

発見された墨書によると江戸時代の1706年(宝永3)に大規模な解体修理が行われ、仏師・櫻井右近定運と一門が修理に関わり、両肩や衣などを削り直し、衣はベンガラ漆で赤く塗装。現在のベンガラ彩は妙香寺に安置されてからで、いつ塗り直されたかの記録はない。

「霞ケ浦のすぐそばの山になぜこのような巨大仏が安置されたのか。仏像を前に当時の人々は何を願っていたでしょう。丈六薬師は今も地域の人を見守っています」と馬場さん。

■ 問い合わせ
029(886)0291/美浦村文化財センター


 

丈六(じょうろく)薬師如来立像 - 地図

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