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茨城歴史散歩
[2010-09-03 up]

坂本(薬師寺)嘉助の墓 - 行方市

「売らない占い」に心酔した易学居士


坂本嘉助の墓

「嘉祥院易学子照清居士」とある

日本初のガス灯設置や鉄道敷設など明治の富国強兵策に尽力した実業家で高島易断の祖・高島嘉右衛門(かえもん)の親類に当たる坂本(薬師寺)嘉助の墓が、行方市手賀の持福院に建つ。

実業界で名を成した高島嘉右衛門は、明治20年代から頻繁に父の故郷である牛渡村を訪れ子孫と地域のために土地を買い、小学校に自身が学んだ道徳の本『六諭衍義(りくゆえんぎ)』を100冊以上も寄贈。引退後は易学に没頭し「占いは売らない」と一代限りの門外不出『高島易断』を確立した。「嘉助とはそのころから易学で意気投合した可能性が高い」と推測するかすみがうら市郷土資料館学芸員の千葉隆司さん。

嘉助は嘉右衛門の父で現在のかすみがうら市牛渡出身の薬師寺嘉兵衛の兄・藤兵衛のひ孫に当たる。生まれつき体が弱かったという嘉助は後年、薬師寺家から分家して婿養子に入り坂本姓を名乗り、46年の短い生涯を終えたその墓石には「嘉祥院易学子照清居士」と戒名に「易」の字が刻まれている。坂本家には今も嘉右衛門が易のときに使った易号「呑象(どんしょう)」と揮ごうされた『百年忠孝書』の書が掲げられている。

2010年11月3日(祝)まで企画展「高島嘉右衛門とかすみがうら市」が同市郷土資料館で開かれている。

■ 問い合わせ
[TEL] 029(896)0017/かすみがうら郷土資料館


 

坂本(薬師寺)嘉助の墓 - 地図

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