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茨城歴史散歩
[2010-09-03 up]

地蔵菩薩立像(湯地蔵) - つくば市

700余年の今も地域見守る優麗な地蔵さま


地元では「小田山」と親しまれるつくば市小田の宝篋山(ほうきょうさん)には、鎌倉時代初頭に建立されたとされる三村山(現宝篋山)極楽寺に奈良西大寺系の高僧・良観房忍性が真言律宗を東国に広めるため約10年止寺したことから、多くの文化遺産が遺されている。

その一つ石造地蔵菩薩立像(県文化財)はかつての極楽寺への入口、旧坂東街道といわれる古道の西方にあり、鎌倉時代後期の1289年(正応2年)建立から700年以上の時を経た今も東を向き人知れず地域を見守っている。

地蔵菩薩立像は地元では「湯地蔵」と呼ばれて安産や乳が出ない女性の信仰を集めてきたが、本来は一般の民衆を化道救済する大慈大悲の菩薩。像高1.6メートル、石囲い総高2.2メートルと大きく、屋蓋上には露盤と相輪を載せている。右手に錫杖、左手に宝珠を持つ優麗温和な姿は今もはっきり見て取れ、像の左右奥壁には刻文が記されている。刻文は右に「檀那左衛門尉所願成遂」、左に「正応二年己丑十一月十日造立勧進仏子阿浄」。

左衛門尉は地域を治めた小田氏の四代・時知か五代・宗知を指していると思われ、阿浄は忍性が去った後に入寺した僧ではないかともいわれるが詳細は不明。ともあれ、屋蓋付の石囲いに収まる遺物は美術工芸史的にも極めて貴重とされる。

(資料・助言/NPO法人小田地域振興協議会)

■ 問い合わせ
Tel 090(8039)1736/NPO法人小田地域振興協議会事務局・東郷さん


 

地蔵菩薩立像(湯地蔵) - 地図

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