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茨城歴史散歩
[2010-07-13 up]

文殊院 - かすみがうら市

万葉集に詠われた信仰あつい集落の寺




聖観音像

万葉歌人が歌に詠んだかすみがうら市志筑に、卯年生まれの文殊菩薩を本尊とする文殊院が建つ。

創建は400年ほど前の江戸時代だが、本堂南側の境内からは丸瓦と平瓦が一体の桟瓦(江戸以降に普及)以外の瓦が出土している。瓦は室町時代前期のものと判明し、地区に残る1602年の検地帳に記された「寺屋敷常源寺」の記述から文殊院以前の「常源寺」の存在が浮かび上がった。

鎌倉から戦国時代にかけ、一帯は天台宗を庇護した大掾氏の影響下に置かれたこともあり寺も隆盛を極めたが、氏の没落とともに常源寺は廃寺に。後に寺に入った宥円(ゆうえん)上人によって文殊院が中興開山された。

寺の市指定文化財の一つは明治期の廃仏毀釈の嵐の中、信仰心のあつい130世帯の檀家が寄付を集め購入した平安期制作の聖観音像。住民の信仰心は江戸期に下志筑村の境界線に塚を建てた名残りや口承を6年に一度行われる庚申講で伝えるなど今もあつく、近年まで13基ある塚の両端を6年交替で補修する「塚固め」も行われていた。

江戸中期にはその景観から句会も開かれ、「志筑」「雫」「信筑」といくつもの名で俳人のロマンをかきたてた。「大事なのは『しづく』という美しい音の響きです」と31代の黒澤彰哉住職。

もう一つの市指定文化財は西方浄土を治めるため本来東向きに安置された阿弥陀如来坐像だが、現在の本堂は西向きで仏様も東に背を向けている。

寺の姿は変わっても、境内へ続く石段から望む夕陽と筑波山は、万葉の時代から変わらない。

■ 問い合わせ
Tel 0299(22)4501/文殊院


 

文殊院 - 地図

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