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茨城歴史散歩
[2010-02-05 up]

瑞花雙鳥八陵鏡(ずいかそうちょうはちりょうきょう)など - 下妻市

関東最古の八幡宮に貴重な遺品の数々


瑞花雙鳥八陵鏡

丸木舟

大宝八幡宮の「瑞花雙鳥八陵鏡(ずいかそうちょうはちりょうきょう)」と「丸木舟」「銅鐘」は、いずれも県指定文化財で貴重な考古資料。

瑞花雙鳥八陵鏡は直径11.2センチの白銅製で、鋳造年代は11世紀ごろと推定されている。表面の文様がよく分かり、鏡背の文様は四分割で上下に想像上の花「瑞花」を散らし、左右対称に鳳凰、周囲に羽を広げた蝶、その間に唐草も見える。管理する同八幡宮では「古い時代に奉納されたもの」と話す。

古墳時代後期に大木・クロマツの幹をくりぬいて造られた丸木舟は刳船(くりぶね)ともいわれ、長さ6.07メートル、幅55センチの大きさ。江戸時代後期(1854年〜59年)に八幡宮北側の大宝沼干拓で発見され、船底はほぼ平たんで運搬用に浅瀬で使われていたと考えられている。とがった船首と船尾、精巧に削られた舷の内外が特徴で、ほぼ完全な状態を保っている。

銅鐘は青銅製で高さ1.81メートル、口径60.3センチ。池の間(鐘の中間の方形の四区)の陰刻銘に「鐘は埼玉県岩槻市平林寺を開山した石室善玖が嘉慶1年鋳造。大工沙弥善作」とあり、三区以下の追記で享徳5年、康生2年に上幸嶋郡(現猿島郡)穴太辺の星智寺へ渡った。その後1574年(天正1年)に、佐竹氏の先手となった多賀谷氏が猿島郡へ出陣した際に戦利品として持ち帰り、大宝八幡宮に奉納したと伝えられている。ふるさと恋しさから「あなべ恋し」と鳴るといわれ、「あなべ恋しのつりがね」とも呼ばれている。境内に建築中の鐘楼につるされる予定。

■ 問い合わせ
Tel 0296(44)3756/大宝八幡宮


 

瑞花雙鳥八陵鏡(ずいかそうちょうはちりょうきょう)など - 地図

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