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茨城歴史散歩
[2009-03-13 up]

平福寺の五輪塔 - 石岡市

大掾氏一族が代々眠る供養塔


死者への供養塔または墓標として用いられた

石岡市国府の6号国道そばに建つ春林山平福寺境内に大掾氏(だいじょうし)代々の墓があり、五つの石を積み重ねた五輪塔が14基林立している。

常陸大掾氏の菩薩寺として知られる同寺の本堂正面には、1894年(明治27)に建てられた高さ3.2メートルの巨大な「常陸大掾氏碑」がでんと構え1027文字の長文が圧倒的。

寺は桓武天皇のひ孫・平高望(たかもち)の長男で平将門の伯父でもある平国香(くにか)により約1000年前に建立され、子孫に当たる大掾氏一族が眠っているが、墓がいつ建てられたかは不明のままになっている。「平福寺という名には平家の福を願う寺という思いも込められています」と曽根田宏道住職。

「大掾」とは常陸国国府の官職名で大掾職を受け継いだ平氏がこの一族に当たり、中世の常陸国(現石岡市)を支配。平安時代から多くの分家を出し、新撰組の芹沢鴨も子孫の一人。その後、勢力を強めて大掾詮国(あきくに)が築城した府中城を拠点に約700年続いたが、1590年(天正18)佐竹義宣の侵攻を受けて滅亡。

その当時の足跡は香丸町や金丸町など石岡市街地の地名として現在も残っている。


 

平福寺の五輪塔 - 地図

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