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茨城歴史散歩
[2009-03-13 up]

得月院のカヤの木 - 牛久市

芋銭の墓見守る歴史ある大木


牛久城大手門跡近くにある得月院の本堂脇には、樹齢500年、幹周り5メートルの市指定文化財・カヤの大木がそびえ立つ。

数年前、降雪で折れた枝が下にあった墓石を壊すほどの樹勢を誇るカヤの木は「蚊遣り」として焚いて煙をなびかせたことからその名がついたとされ、緻密(ちみつ)で堅く、木工や将棋盤などに使われる。

得月院は牛久城主・由良国繁の母・妙印尼(みょういんに)の菩提寺として1596年(慶長元)に開山。境内には牛久沼の河童の絵で知られる日本画家・小川芋銭の墓もある。

1913年(大正2)に得月院が全焼した際、芋銭は金銭や書画を寄付するなどして復興に力を尽くした。その功績に感謝した住職は芋銭亡き後、「得月院中興開基」という特別の称号を与えたという。

1919年(大正8)芋銭は大木をモチーフにした日本画「樹下石下談」を日本美術院の展覧会に出展。芋銭の労をねぎらうように、「市民の木」にも指定されている大木が今も枝を広げる。


 

得月院のカヤの木 - 地図

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