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茨城歴史散歩
[2008-09-18 up]

中台遺跡(なかだいいせき) - つくば市

古代の遺物眠る筑波山のふもと


盾持埴輪

残存する古墳の石室

筑波山のふもとに広がる緑豊かな台地。1991年〜92年に県営住宅団地造成工事を機に発掘調査が行われ、旧石器時代から近世までの遺構や遺物が大量に発見された。

そこは断続的に人々が生活を営んだ土地で、奈良・平安時代に至るまでの遺構が重なっている。

古墳時代は竪穴住居跡100軒、古墳65基、方形周溝墓2基を確認。後期は集落とともに群集墳が築かれたことから有力な豪族がいたという説もあり、周辺に「平沢官衙遺跡」や「北条中台廃寺」があることから「筑波郡の中心地」の役割を果たしていたと推測されている。また、同時代に巨大な平沢石で組み上げられた古墳の石室は一基だけ中台南斜面にそのまま残り、静かに時を重ねている。

出土した土器の大部分は縄文中期中ごろの物で、イノシシ形土製品やヒスイの大珠、石笛など。晩期末葉の土坑からは人の顔をかたどったような線刻(せんこく)土器が確認されている。そのほか埴輪(はにわ)も多数見つかり、つば付帽子をかぶる男子の人物埴輪や赤・白・黒に色分けされていたと考えられる翳形(さしばがた)埴輪、円筒埴輪などがあり、中でも頭に横向きの鳥が付いている特異な「盾持(たてもち)埴輪」も出土。一角はまだ未調査のままで、遺物などが埋もれている可能性が高いといわれる。

出土遺物の一部はつくば市出土文化財管理センターに展示されている。


 

中台遺跡(なかだいいせき) - 地図

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