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茨城歴史散歩
[2008-05-16 up]

崎浜横穴墓群 - かすみがうら市

かつては海の底 カキ殻層のお墓


霞ケ浦沿いの細い県道118号線。ハス田を右手に歩崎方面に進むと、左側土手に奇妙な横穴が姿を現す。びっしりとカキ殻層がむき出しになった横穴は一見貝塚に見えるが、実は霞ケ浦がかつて海だったことを示す自然貝層。横穴の正体は古墳時代後期の崎浜横穴墓群。

県北ではこうした海岸の岸壁を利用した横穴墓が多いが、県南では珍しい。その起源は645年(大化元)、中大兄皇子や中臣鎌足によって行われた大化の改新にまでさかのぼる。翌年に改新の詔(みことのり)が発せられると、墳墓の大小・造成期間を死者の身分で規定し簡素化を図る薄墓令により、古墳時代は事実上終了。「巨大な墳墓を造る時間や労力を食料増産などに回したほうがはるかに効率が良いと考えたのでしょう」とかすみがうら市郷土資料館の千葉隆司さん。以後は低墳丘が主流になったが、崎浜横穴墓群は薄墓令以後に造られた。

「すでに東海道が整備されていたはずですから、中央からの法令が届かなかったということは考えにくい。安房地方(千葉)の横穴墓を造る集団の影響かもしれません」と明確な理由はいまだ不明。

昭和初期の県道敷設でその大部分がはぎ取られ、現在残っているのは遺体を安置した玄室の3分の2ほど。役目を終えた16基の横穴墓は、朝夕の日差しに照らされた霞ケ浦にぽっかりと穴を向けている。

※個人所有の土地のため問い合わせ先は掲載しません


 

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