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茨城歴史散歩
[2008-05-16 up]

荒井貞子のピアノ - 下妻市

子どものつぶやきがつなぐ童心のピアノ


下妻市立騰波ノ江(とばのえ)小学校の玄関にドイツ・シードマイヤー社製「荒井貞子のピアノ」がある。

1923年(大正12)、ラクトー(現カルピス社)主催の「懸賞日本童謡の国際運動」で、同市の若柳尋常小学校(現騰波ノ江小)6年・荒井貞子の童謡『母ちゃん』が野口雨情選の1等となり特別記念品として同校に寄贈されたもの。

当時から騰波ノ江地区は筑波嶺詩人・横瀬夜雨の影響を受けた文学者・中山省三郎や若柳小教諭・粟野柳太郎により童謡・自由詩教育が盛んで、22年(大正11)には日本初とされる若柳小児童童謡集『蝙蝠の唄』が刊行されたほど。雨情は「童謡は、童心を通して生まれて來る詩」とし、大人びた感情を盛り込んだり雅語を用いたものが多かった当時の状況を嘆いている。そんな中、家族に対する貞子の純粋な詩に目が留まった。

貞子は病気療養のため21年(大正10)の秋、両親と暮らしていた台湾を離れ祖母と二人下妻で暮らし始めたが「乳飲み子で亡くなった妹への思いと両親の住む台湾から一人離れて暮らす寂しさから、ふと口をついて出たものだったのでしょう」と騰波ノ江小の小野沢和子校長。貞子はその後、警察官の妻として台湾に渡ったという。

ピアノは長らく校内の会議室に眠っていたが、児童の「何でこんなところにピアノがあるの?」という何気ないつぶやきをきっかけに学校、市立博物館、PTAが連携し、2008年1月に玄関前に展示。同校の新たなシンボルになっている。ピアノは今秋に行われる国民文化祭口頭詩フェスティバル会場にも展示される。

■ 問い合わせ
[TEL] 0296(44)3611/騰波ノ江小学校


 

荒井貞子のピアノ - 地図

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