薬膳中華茶坊 三笠 （みかさ）

「医食同源」と「地産地消」、「手作り」の理念を掲げる雨引観音の敷地内にある薬膳中国料理店。

中医学会認定薬膳師の袖山料理長が、季節の食材と40種以上の中薬（漢方）を組み合わせた滋味あふれる料理を届ける。中でも境内から湧き出る「延命水」を使った「薬膳スープ」はコースやセットメニューに必ず入るスペシャリテ。秋は「肺機能」、冬は「腎機能」など春夏秋冬に合わせた体の調子を整える料理で紡ぐコース料理（3000円〜）も魅力。

「和・洋食の技法も取り入れた新感覚の薬膳料理です」と袖山料理長。それは、積み重ねてきた経験と豊かな知識・感性があってこそできる術。油や塩を控えめにして、野菜や海鮮（ホタテ貝柱＆川エビ）のみで作るオリジナル醤でうま味と塩分を補う。見えないところに手間と食材を惜しみなく使った料理がじんわり心に染みる。

ランチは麺飯単品ほか、主菜を肉料理または海鮮料理から選べる「週替わりランチセット」（1390円）を用意。土・日曜・祝日は雨引観音・三笠前が桜川市バス（筑波山口〜岩瀬駅）の停留所になっている。